2012年 11月 21日
講談師との出会い、SjQ++のライブ |
昨日、縁があって阪神百貨店の祝祭担当の方に、イタリア総領事館主宰の「Consolato Generale d'Italia Osaka」というワインパーティーのようなものにお招きいただき、ワインのことは皆目わからないまでも、十二指腸潰瘍のことも尻目にワインを一杯だけいただきつつ、色んな方とお話する。日本コナモン協会の会長さんとか、大阪でワインツーリズム(先日、僕が東京の3331の甲州発酵物産展でお会いした山梨のワインツーリズム提唱者の大木さんたちと連携して)的な動きをしようとワイナリーを松屋町に立ち上げ予定の方や、ジュエリー関係の方など。そして最も面白かったのが、講談師の旭堂南陽さんとの出会い。実は彼とは共通に知人がおりまして、よくよく調べると大阪市立大学法学部の直系の先輩であることもわかり、ほんと色んな偶然に導かれて、講談のお話、歴史の話などをさせていただく楽しい時間へ。
南陽さん曰く「歴史があるところには、どんな形でも講談が入る余地がある」とのことで。
例えば、彼は以前よりジャズ講談を進めており、マイルスやチャーリーパーカーなどの生き様やその時々の音楽性などと絡めながら、実際ジャズバンドがその楽曲を演奏をし、そこにモデルミュージシャンの歴史的講談が絡んでいくというパフォーマンスを作っている。ジャズに講談がついているとか、講談のバックにジャズがついているといったニュアンスではなく、音楽を介した歴史物語を音楽と講談が一体となって織りなすというわけ。次回はビックバンドを連れてグレンミラーをテーマにされるそうですが、これ、個人的には、ジャズからR&Bからロックンロールが生まれた流れとか、黒人ヒップホップの形成とか、はたまた渋谷系的な元ネタの再解釈的な音楽の歴史的背景講談、みたいなものもぜひやってほしいとか勝手に思いつつ、一方で、節談説教が大本となってできあがってきた浄瑠璃や浪花節、落語や講談などの流れも改めて感じつつ、そこから地域共同体と共にあった音楽・芸能の話とか、ほんで、住み開きはじめ、自分のプロジェクトの話もさせてもらいながら、何か次のアクションに繋がりそうな素敵な出会いをいただけたと思った次第なのです。ちなみに、阪神百貨店さんでは、「駅弁講談」を予定(!?)されているとかいないとか。とにかく、どんな物事にもそこには必ず系譜・歴史があるわけで、それを紐解いていくとそこは講談という表現でアウトプットできるわけなのですね。もの売るための商い芸が、CMや代理店の元祖的なものとして存在したのではないかという考えもありますけど、あらゆる目に見えるものごとのプロセス自体を表現的な“容れ物”に乗せる、芸能というものが生活や仕事とかけ離れたものではなかったかつての近代以前の文化様相。いろいろなヒントを講談からも勝手に感じ取らせてもらいながら、ワイン片手に妄想に耽ったのでありました。
音楽と言えば、お次のあたくしのライブは、ドラマーを務める電子即興アンサンブルSJQとメディアアーティスト Kazzadrixのジョイントプロジェクト「SjQ++」にて、11/24に六本木スーパーデラックスで行われる『Post Experimental』に出演します。 今年4月京都での反響を呼んだ共演から継続プロジェクトへ発展。この日の共演者は梅田哲也くん、core of bells、ユタカワサキバンド改めucnvバンド、GULGONZO (contactGonzo×GUL)、山川冬樹さん、志水児王さんなど。ぜひ見に来て下さいね。ちなみに、以下が前回、11/4に金沢21世紀美術館シアター21に出演した際の「SjQ++」のライブ映像です。こちらもぜひ。
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11/24に六本木スーパーデラックスで行われる
『Post Experimental』
"CE QUI ARRIVE 2012 ―これから起きるかもしれないこと―"
more info:https://www.super-deluxe.com/room/321/
梅田哲也 / core of bells / ucnvバンドGULGONZO ( contact Gonzo × GUL)/
山川冬樹/志水児王/SJQ++
プロデューサー小沢康夫氏が主宰する日本パフォーマンス/アート研究所によるイベント、
[CE QUI ARRIVE 2012]に出演決定!
日程2日目のプラグラム[Post Experimental]にてパフォーマンスを行います。
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南陽さん曰く「歴史があるところには、どんな形でも講談が入る余地がある」とのことで。
例えば、彼は以前よりジャズ講談を進めており、マイルスやチャーリーパーカーなどの生き様やその時々の音楽性などと絡めながら、実際ジャズバンドがその楽曲を演奏をし、そこにモデルミュージシャンの歴史的講談が絡んでいくというパフォーマンスを作っている。ジャズに講談がついているとか、講談のバックにジャズがついているといったニュアンスではなく、音楽を介した歴史物語を音楽と講談が一体となって織りなすというわけ。次回はビックバンドを連れてグレンミラーをテーマにされるそうですが、これ、個人的には、ジャズからR&Bからロックンロールが生まれた流れとか、黒人ヒップホップの形成とか、はたまた渋谷系的な元ネタの再解釈的な音楽の歴史的背景講談、みたいなものもぜひやってほしいとか勝手に思いつつ、一方で、節談説教が大本となってできあがってきた浄瑠璃や浪花節、落語や講談などの流れも改めて感じつつ、そこから地域共同体と共にあった音楽・芸能の話とか、ほんで、住み開きはじめ、自分のプロジェクトの話もさせてもらいながら、何か次のアクションに繋がりそうな素敵な出会いをいただけたと思った次第なのです。ちなみに、阪神百貨店さんでは、「駅弁講談」を予定(!?)されているとかいないとか。とにかく、どんな物事にもそこには必ず系譜・歴史があるわけで、それを紐解いていくとそこは講談という表現でアウトプットできるわけなのですね。もの売るための商い芸が、CMや代理店の元祖的なものとして存在したのではないかという考えもありますけど、あらゆる目に見えるものごとのプロセス自体を表現的な“容れ物”に乗せる、芸能というものが生活や仕事とかけ離れたものではなかったかつての近代以前の文化様相。いろいろなヒントを講談からも勝手に感じ取らせてもらいながら、ワイン片手に妄想に耽ったのでありました。
音楽と言えば、お次のあたくしのライブは、ドラマーを務める電子即興アンサンブルSJQとメディアアーティスト Kazzadrixのジョイントプロジェクト「SjQ++」にて、11/24に六本木スーパーデラックスで行われる『Post Experimental』に出演します。 今年4月京都での反響を呼んだ共演から継続プロジェクトへ発展。この日の共演者は梅田哲也くん、core of bells、ユタカワサキバンド改めucnvバンド、GULGONZO (contactGonzo×GUL)、山川冬樹さん、志水児王さんなど。ぜひ見に来て下さいね。ちなみに、以下が前回、11/4に金沢21世紀美術館シアター21に出演した際の「SjQ++」のライブ映像です。こちらもぜひ。
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11/24に六本木スーパーデラックスで行われる
『Post Experimental』
"CE QUI ARRIVE 2012 ―これから起きるかもしれないこと―"
more info:https://www.super-deluxe.com/room/321/
梅田哲也 / core of bells / ucnvバンドGULGONZO ( contact Gonzo × GUL)/
山川冬樹/志水児王/SJQ++
プロデューサー小沢康夫氏が主宰する日本パフォーマンス/アート研究所によるイベント、
[CE QUI ARRIVE 2012]に出演決定!
日程2日目のプラグラム[Post Experimental]にてパフォーマンスを行います。
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by yamatogawarecord
| 2012-11-21 16:28